第109回日本陸上競技選手権大会

2025年7月4日~6日にかけて、東京国立競技場で第109回日本陸上競技選手権大会が熱く繰り広げられました。本学からは、体育学部4年の寺本葵選手が400mに、同じく体育学部4年の星場麗羽選手が100mハードルにそれぞれ初出場を果たしました。
寺本選手は大会初日、力強い走りで予選を堂々の1位通過。そして迎えた決勝戦。最後の10メートル、首位を走る選手をなんとかかかわして自己ベストを更新する劇的なフィニッシュで見事に優勝を勝ち取りました。怪我に苦しみ、思うように練習ができない日々もあるなど、競技を続けることに迷いがあった時期もあると語る彼女。しかし、諦めずに努力を重ねてきたその姿勢が素晴らしい結果に実を結んでくれました。多くの方々から温かい祝福のメッセージが寄せられ、寺本選手も「これまでの努力が報われた」と目を輝かせていました。
また、寺本選手の決勝直前には女子100mハードルの予選が行われ、星場選手が1組目に登場しました。大学1年生から着実に実力を積み重ね、ついに日本選手権の舞台に立った彼女の姿に胸が熱くなりました。結果は13秒52の予選6位。力を出し切れず悔し涙を見せる場面もありましたが、その悔しさが、さらなる飛躍の原動力になることでしょう。来年の舞台で彼女の納得のいく走りができるよう祈っています。
多くの皆さまからの熱い応援、本当にありがとうございました。
これからも天理大学陸上部の挑戦を温かく見守っていただければ幸いです。
出場選手
- 星場 麗羽(体育・4年)
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- 100mH 13秒52 / +0.1 予選6位
